印章書体のいろいろ
印鑑書体のいろいろ
・ 篆書
「中国太古の「甲骨文字」を統一して制定された円頸古拙の文字であり、長い間に自然発生したものと考えられています。」六郷印章
・ 印篆
「漢時代の印は、ほとんど角印であるので、小篆をその中へ納めやすいようにと提案された書体です。」六郷印章
・ 隷書
「曲線的な小篆を、直線的に簡単易化し点画は蔵鋒とし、終筆は力を入れて締め、波磔のないもので、方頸古拙の味を表現したものです。」六郷印章
・ 古印体
「石の字風がもとになって生まれたもので、日本で始められた印章用の書体です。」六郷印章
・ 楷書
「中国の後漢の末ごろになって、隷書の中から順次脱化し、八分から変化したものです。」六郷印章
・ 草書
「隷書を早書きしているうちにできたと考えられる書体の章草よりも、さらに書きやすく改められたものです。」六郷印章
以上、六郷印章業連合組合.jpより
世界一大きいハンコ
「JR身延線の甲斐岩間駅前に立つハンコのモニュメントは直径約2メートルもある。市川三郷町六郷地区(旧六郷町)。ここは、「日本一のハンコの里」を掲げる町だ。」 手彫りの技に太鼓判…山梨・市川三郷町
直径約2メートルの印鑑モニュメントは甲斐岩間の駅前と、あとひとつ色違いのものが六郷から西島に渡る峡南橋の東詰めにもあります。
「印章販売店が点在する駅前通りを5分ほど歩くと、「印章資料館」に着く。入り口のところにある「世界一大きいハンコ」は重さ約3トン。2メートル四方はある印面の「不動如山」(動かざること山のごとし)の文字は、職人が50人がかりで彫ったという。館内には、象牙(ぞうげ)や水晶、メノウなどのハンコや、ハンコに関する資料など約1万点が展示されている。」 手彫りの技に太鼓判…山梨・市川三郷町
印章資料館(六郷印章業連合組合事務局隣)の入り口のところにある世界一大きいハンコ「不動如山」の印影は、印章製作時クレーンを使って押印されたらしいのですが、向かいの山梨中央銀行六郷支店の窓に飾られているのを見ることができます。
「六郷印章業連合組合では、手彫りハンコの良さを伝えようと、落款(らっかん)印を彫る「篆刻(てんこく)体験教室」を95年から印章資料館で開いている。授業の一環で来館する小学生や、書などを趣味とする団塊世代の人たちが多く、2006年度は約650人が参加した。」 手彫りの技に太鼓判…山梨・市川三郷町
六郷印章業連合組合
山梨県市川三郷町の地場産業会館(印章資料館)には、六郷印章業連合組合(旧・六郷町印章業連合組合)の事務局があります。
六郷印章業連合組合のサイトでは、文字の歴史やハンコの起源・沿革、ハンコの材料や書体の種類、用途について紹介されています。
木口印章彫刻(象牙や水牛)、篆刻(石材ほか)、水晶彫刻、刻字(木額)、ゴム印、印章ケースや表札などの製造工程の解説もあります。
ハンコに関わる法律として印鑑登録や印鑑証明など届出印鑑制度、印章偽造罪や保証人の話も。
『保証を頼まれたあとで、印鑑証明書と委任状が必要だと言われたら、それは公正証書をつくるためのもの・・・保証が公正証書によってなされたとき、保証人は、いったんことがある場合には、ただちに差し押さえられ、土地や家屋、その他いっさいの財産をもっていかれる危険性があります。』 http://六郷印章業連合組合.jp/
気をつけましょう。