篆刻(てんこく)

篆刻(てんこく)は一般には印章をつくること、あるいはその作品としての印章、印鑑を指します。

篆刻という言葉は中国語版ウィキペディアによると前漢の時代の作家・楊雄が用いたのが初出だとか。男の子が蟲と彫ったのだそうです。

http://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%86%E5%88%BB 篆刻 - 维基百科(維基百科/ウィキペディア)
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%8F%9A%E9%9B%84 楊雄 - 维基百科

篆書体という漢字の書体は、紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝の頃に主に用いられた書体でした。それ以前の甲骨文字(最初期の漢字)や金石文(青銅器の頃)に比べると字形も整い、国家の公式文字として体系立って整理されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%86%E6%9B%B8%E4%BD%93 篆書体 - ウィキペディア

前漢以降、文字の書体は隷書、草書、行書、楷書と様々になりましたが、はんこの文字彫刻は書体にかかわらず篆刻という言葉が用いられつづけてきたようです。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E7%AF%86&enc=UTF-8&stype=0&dtype=0&dname=0ss 篆 - Yahoo!辞書
http://xh.5156edu.com/html3/17922.html 篆 - 在线新华字典(在線新華字典/オンライン新華字典)

契約にかかわる印鑑うんちく

  • 契印(けいいん)とは

契印とは二枚以上の書類が連続していることを証明するために、各ページにまたがり押された印鑑。あるいは正式文書であることを証明するために、その文書と原簿にまたがり押された印鑑をいいます。署名または記名の脇に押された印鑑と同一の印鑑とします。

  • 割印(わりいん)とは

割印とは二枚の書類が関連していることを証明するために、両書類にまたがり押された印鑑をいいます。

訂正印とは文書の記述に訂正がある場合に、訂正箇所に押される印鑑をいいます。署名または記名の脇に押された印鑑と同一の印鑑とします。

  • 捨印(すていん)とは

捨印とは、文書の欄外にあらかじめ押された印鑑をいいます。署名または記名の脇に押された印鑑と同一の印鑑ですので、悪用され文書改ざんに用される危険性には注意が必要です。

  • 止め印(とめいん)とは

止め印とは文書の余白に、あとから余計な文字を書き入れられないよう文末に押された印鑑をいいます。署名または記名の脇に押された印鑑と同一の印鑑とします。

  • 消印(けしいん)とは

消印とは収入印紙や切手の再使用防止のために、その印紙と台紙とにまたがり押された印鑑をいいます。印鑑ではなく、署名でも可とのこと。

郷土伝統工芸品

甲州手彫印章山梨県の郷土伝統工芸品にも指定されています。
甲州水晶貴石細工にも通じますが今から約1000年の昔、昇仙峡の奥地金峰山で水晶の原石が発見されて以後水晶細工、水晶加工技術が発達。水晶印にツゲ、水牛等の印材も加わり、彫刻技術の発展をみて今に至ります。

http://www.pref.yamanashi.jp/shouko/kogyo/densan/insyo_01.html 郷土伝統工芸品 - 山梨県

http://d.hatena.ne.jp/zouge/20071113/1194972976 印鑑はんこ実印日記

印鑑(いんかん)

鑑は「かがみ」。形の映し。
本来は実印や銀行印などあらかじめ相手方に届け出ている照合用の印影を印鑑と呼ぶのだそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E7%AB%A0#.E7.94.A8.E8.AA.9E - ウィキペディア -

印章は、「はんこ」そのものを指すとのこと。

更には「はんこ【判子】」は当て字でもともとは「版行(はんこう)」だったとか。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF%E3%82%93%E3%81%93&stype=0&dtype=0 - Yahoo!辞書/大辞泉 -

印鑑登録の方法

(1)最寄りの役所窓口に申請します。
(2)実印として登録する印章と、運転免許証やパスポートなど官公署発行の顔写真付きの身分証明書を持参して手続きをするとその場で印鑑登録証が交付されます。
(3)身分証明書がない場合は、手続き後に自宅へ照会書(回答書兼用)が郵送されます。
(3-2)回答書に必要事項を記入し登録印を押印します。
(3-3)上記の回答書を本人確認書類・登録印と一緒に一定期間内に申請した役所窓口に持参すると、印鑑登録証が交付されます。
以上が一般的な手順です。