大宝律令

日本の印鑑の歴史をたどると、最初にハンコについて定めているのは大宝律令(701年)なのだそうです。
内印(天皇御璽)、外印(太政官印)、諸司印、諸国印が規定されているのだそう。

後北条氏と印の展示解説によると、

内印の大きさは 3.0寸角(約9cm角)
外印は 2.5寸角
諸司印は 2.2寸角
諸国印は 2.0寸角
以上が官印で
私印は 1.5寸角以内

とのことでした。

福岡で出土した「漢委奴國王」という金印が魏志倭人伝後漢書倭伝に記されているものであれば弥生時代。それから飛鳥時代奈良時代と中国に倣って印章、印判が制度的に公的文書に用いられていたのですね。